ネズミの会議にならないために〜まちづくりセミナー参加報告〜
昨日は午後からまちづくりセミナーに参加しました。
これがあったからKJ法の本を読んでおいたわけです。
講師である溝田先生のお話はとてもわかりやすく関心したので紹介しますよ。
溝田先生の講演まとめ
⑴地区の方が行政に対してすべきでないこと。
①具体的な目標設定をしていない要求
②自分の意見ばかりで相手の意見を聞かない
③お金の話、特に予算要求
④高圧的な態度
※もちろん、行政側もわかりやすさなどの改善も必要。
補足です。
①に関しては自前でできるレベルで数値目標をあげること。
①を達成してこその③のお金の相談。
②、④は絶対すべきことではないですね。
柳井市のためにやるんだから、ってのが全面に出ちゃうと高圧的な態度に取られかねないかもですね。
⑵求められていること
- 成果
この一点だけです。税金を使う以上、ムダなお金は払えません。補助を出す側の要望も単純明解だと思います。
再度補足になりますが、今回の例のひとつとして挙げられた、公園のゴミをゼロにするというもの。
何かしら個人でも頑張れそうですよね。
逆にダメな例でいうと、柳井の人口を倍にしたいとか。実現可能なレベルに落とし込まないと議論になりません。
⑶問題構造の把握
- 解決できる対策に落とし込む
- QCでいうとこの要因解析
⑷問題解決の仮説
QCでいうところの対策立案と仮説の検証ですね。
いきなり行政まかせではなく、
まずは図の①のような自己完結できる活動実績をきちんと記録。
ゆくゆく②、③のような資金を必要とすることを行政へ相談というのが良い形だと思います。
実績を口頭だけで言われたても証拠にはならないでしょうね。
まとめ
たまたま読んだイソップ寓話を紹介します。
ネズミの会議というものです。
脅威に対して、みんなが賛成できる良い案がでた。
でも、大きなリスクを誰が引き受けるのか?という点で振り出しに戻る話。
できる事を探すことからはじめましょう。
では、また〜