地元民、ヨソモノ、外国人それぞれの目線
ワタクシの地元は山口県の東部の端っこの岩国市。
協力隊としての活動エリアである柳井市は近隣の町で、部活の大会でも岩柳大会など馴染みのあるところです。
今回は実例を踏まえて情報発信の課題を整理したいと思います。
*1この記事は読むのに5分程かかります
【目次】
地元の人は地元に詳しいか??
出身地といえども、地元で暮したのは高校時代まで。
そのころの移動手段は通学用の自転車でしたから、地理がわかっているといってもせいぜい岩国駅から半径15㎞圏内といったところでしょうか?
また、大学生や社会人になってから地元に帰っても有名所くらいしか行ってないのが実情ですね。
でも、これって地元を離れた人は同じなんじゃないでしょうかね。
ヨソモノが地区のことを知る方法
では、ヨソモノは地区の情報を何で調べるか??
現地のパンフレットもわかりやすくていいのですが、私はもっぱらインターネット経由の情報ですね。
イベントに関してはFace bookが簡単に近隣・近日のものが調べられます。
一方で、来週の日曜に近隣の温泉に行きたいと思った際はどうでしょう?
私の場合はGoogle Mapを使います。
キーワードに”滝”と入れると近隣の滝が地図上に表示されます。
余談ですが、GW中に広島市に行った際、”カレー”で検索して近隣のカレー屋に行きました。
地図にない情報
昨日、私の活動地区の1つである柳井市日積地区に伺いました。
目的は教徳寺のフジの大木が見頃かと思いましたが、ちょっとピークは過ぎたかもしれませんね。
時間も少しあったので、同地区で以前より行きたかった鳩子の滝を探しました。
Google Mapで検索しても出ません。
ふれあいどころ437にある地図を確認して、この道だろうというところを走ります。
ついには舗装路から未舗装路で車が通れない車幅のため引き返しました。
あとで、よくよく調べると実はニアピンまで来ていたようです。
※日積八景の鳩子の滝はこのタラヨウ群の付近だった模様。
インターネット上の地図に出ない&看板がないってのはヨソモノが観光しようにもできない状況ですね。
※既にまとめられたものあるから、アップデートされないともったいない。
また、地元の方でも知らずに過ごしたら伝承もされないのではないでしょうか?
外国人目線
私の活動エリアでGoogle Mapで”滝”と検索すると”岩尾の滝”や”二鹿の滝”といったものが表示されます。
Kenny Lopezさんが投稿している、この2つを例に取ります。
私の地元岩国市には米軍基地があり、そこの米兵さんは普通に暮らす日本人よりもアクティブな方が多く、さらには情報発信に慣れているように思います。
※2017年の4月27日よりGoogle Mapの投稿に翻訳機能がつきましたがヘンテコな日本語です。
柳井市の岩尾の滝については残念ながら★1つの評価です。
Googleのヘンテコな和訳を読む限り、評価の低い理由をわかりずらさや整備不足などを挙げています。
ただ、Kenny Lopezさんは写真が上手く行ってみようという気持ちにさせてくれます。
また、数も撮影しているため気づけなかった道を知るきっかけになりました。
一方、二鹿の滝は★4つ。
実はこのスポットについて投稿しているのはKenny Lopezさん一人だけです。
地元民でもヨソモノでも気づけない日本の魅力を外国の方が発信してくれます。
地図にない情報ってどうなの??
Google Mapに載っていない情報ってのも実は誰でも登録することができます。
実際、日積地区にある”若杉不動院霊場”という場所がありますが、ワタクシが登録させて頂きました。
市のHPでは不動院の丘になっていますが持っている資料では霊場になっています。
仮に間違いがあれば情報の修正を提案できるようになっているので、試しに表示しています。
実は京都の醍醐寺と深い関係がある由緒正しい寺だそうですが、情報が少ないとただの丘にしか見えませんよね。
情報発信のススメ
旬な情報の拡散性で順位を付けると
SNS>ブログ>HP
の順番ですが、長期的かつ、より多く見られるのは
HP>ブログ>SNS
の順番に逆転します。
先ほどの例と同じく、”滝”をインターネットで検索すると検索の多いHPが表示されますが、Google Mapでは位置情報に基づき検索がされるところが利点です。
せっかく地区の良い所を情報発信するのだからより長く、多くの人の目に触れる工夫をしたいと思います。
まとめ
ワタクシのヨソモノかつ、地域おこし協力隊での目線で活動地区を見ると、既にいいものが発見されていたりします。
一方で、情報発信が万全ではなく穴がある状態だとも思います。
これは、どの手段でも穴があるので様々な手段を試す以外ないでしょうね。
情報発信の穴を埋める工夫を繰り返さないとヨソモノである観光客は魅力を発見できない、つまり満足しないのではと思います。
本日はいつになく長い文章になりました。
では、また~。
*1:※