いま、蘇る幕末維新~月性生誕200年企画パート5に参加しました(後編)。
後編になります。
【後編目次】
江戸後期と似た現在の資本主義
水戸黄門のように最後に悪は懲らしめられるってのが勧善懲悪のストーリー。
でも、本居宣長の生きた江戸時代中期~後期は
富めるものはより冨み、貧しい物はより貧しくなるといった構図のようです。
あれ、現代もこんな話ありましたね。
あらまししか知りませんが、トマ・ピケティの”21世紀の資本”でも同じ構図を説いていますね。
本居宣長の功績!?
本居宣長の功績はあくまで、古事記伝を作ったことなのでしょうね。
両手に余る量の膨大な量の古事記伝。
古事記伝を通じて天皇を神格化させる概念を築いたことようですが、意味が難解かつ社交的ではなかった点からすると、考えを普及させたという訳ではないようですね。
月性と国学者の違い
国学者と違い、月性さんは心の拠り所を別に天皇にしようとしていた訳ではなかったようです。
また、お酒を飲みながら語らうことが好きだったようで、本居宣長のような国学者と違い社交的な性格だったそうです。
会読という今でいうところのディベートに近い形の話合いにも参加していたことから、いい部分を掘り下げ広めた方だったのようですね。
特に国学の考え方で、外国からの侵略を防ぎ国を護るという点では共通だったようです。
何か似てる!?クールジャパンと国学
元来、クールジャパンは日本のポップカルチャーを指していた言葉です。
その中核は10~20代の女の子で流行るファッションやオタク文化だったりするそうです。
一方、説明を聞くが切り国学も江戸時代中期はオタク文化のように一部の人に共感を得る学問だったようです。
クールジャパンもいつの間にかわかりませんが、政策とくっついて
”ポップカルチャー&伝統文化”
って形になっています。
(今は政策面で伝統文化の売り出しの方が大きいような・・・)
国学は改革の基盤となる考えのひとつとして、脚光をあびるようになったという面ではクールジャパンと同じ様な感じなのでしょうかね。
さいごに
背景がわかると歴史を学ぶことに楽しめますね。
今回のセミナーには県外の方もセミナーに参加されていたりもします。
歴女・歴男の方は是非残りのセミナーにも足を運んで頂けたらなと思いますよ。
次回は9月17日、最終回は11月5日です。
では、また~