魚で、まちづくり!感想文
先日行われた島スクエアフォーラム。
フォーラムでは発表こそすれど、私用で他の方のお話を聞けませんでした。
今週、パネリストして参加された行平真也さんの本をお借りしました。
タイトルは「魚で、まちづくり!」
感想
一言でいうと読みやすい。
地域おこしの手法や品質改善の手法を紹介している本を数冊か読みましたが、根本は一緒の割に何か回りくどい表現に感じることがあります。
一方この本では、
- 地域の背景
- 具体的に何をやったか
- 著者の感想
といったものがシンプルに書かれており素直に伝わりました。
恐らく、著者自身が直接関わっているからこそ”生の声”として伝わるのかなと思いました。
個人的には第三章の三節、熱意を第三者に伝えるという節が好きです。
行政の予算や補助金申請に関することが書かれていますが、行政職員にとっても町おこしに関わる人においても感じるジレンマ上手く言い表してくれているように感じます。
その一節を引用すると
今回のケースは補助金ありきではなく、地域のニーズが最初にあり、そのニーズに行政が応えるというものでした。
年度末で予算が無い中を行政が動いたそうです。
このような例外って予算が決まってる中では"無い"話でしょうが、それだけ費用対効果の高いものと判断できるものだったのではないでしょうか。
また、著者は漁業に関わる仕事を続けたいという想いから、県庁職員という安定した立場を捨て、現在は縁あって大島商船の助教を勤めているそうです。
当時者として両側面を経験しているからこそ、共感できるのかなと思いました。
さいごに
先日もお伝えしたように、今月末をもって協力隊を退任となります。
自分のキャリアとともに行政と無縁の職場(メーカー)→お客様(コンサル)→非正規行政職員(協力隊)→行政職員(岩国市)となります。
まだ、他の部署に配属されるかわかりませんが民間と行政を結ぶ架け橋になれるといいなと考えています。
岩国(錦帯橋)だけにwww
では、またー